【ゴミ屋敷化した部屋で亡くなる】高齢者宅は安全面の確保を最優先

2018/05/01

孤独死とゴミ屋敷の関連性

ゴミ屋敷状態の中で亡くなる高齢者が増えている

高齢者宅のゴミ屋敷片付け相談はここ近年増え続けてます。
ですが実際に着手に至るまでには相当な日数を要し相談から着手まで最大2年掛った例もあります、これはその家に住む対象者が「うん」と言わないからです。

現在高齢者と言われる70~80歳代の場合育った環境が今とはまったく違います、昭和30年代後半から40年初めごろから普及し始めたテレビなどの家電はサラリーマンの月給以上のモノでした。

何もかもが高価でした(社会情勢もあるが)そして偽物がない時代です、衣類でも化繊がないのですから当然高級です。

ですから高齢者は物がたくさんあることがステータスです、物に囲まれてることは幸せを感じれることです、スーパーの袋も食品トレーもジャムの瓶も高級品、だから捨てません。

結果ゴミ屋敷化するのです

汚いからという理由で片付けに着手してはイケナイ所以はここなんです、ですが高齢化とともに管理能力はどんどん落ちます、自分では出来るというけど出来るはずがありません、そしてそれを認めません。

ですから状況が許せばという条件付きですが「捨てない」という方法の片付けもあるのです、ただし不衛生な物は取ってはダメです。

高齢者宅の絶対的なポイントは安全面の確保と衛生面の確保、これさえできればとりあえずOKと考えていいのです、ですがこれをしなかったために起こる事故が近年増えてます。

腐った食品を食べた食中毒、ゴキブリ発生によるアレルギー、排水にゴミを詰まらせ階下に水漏れ、そして去年だけで3件関わったゴミが原因と思われる死亡事故

これを受け一応の社内方針では命の危険がある場合は必ずしも本人の同意を必要としない、と定めました。
 
遺品整理を相談する

ゴミ屋敷状態の中での遺品整理を行ったお客様

母の住む自宅の清掃では本当にお世話になりました。また私たちと遺品整理までしてくださり、なんとお礼を言っていいのか分かりません。

早くに父は亡くなりましたが母は気丈な性格でしたので一人暮らしをしていました。高齢で体が不自由となってからは、私たち娘がうかがうようにしていましたが、自宅のことは一切させてもらえませんでした。

認知症なのか、食べ物を部屋に取り込むようになり、腐って変なニオイがすることも多くなりましたが、それでも部屋の掃除や整理を行うことはできません。それどころか、買い物してきたものをそのまま放置しているようなことも多くなり、いつしかゴミ屋敷となったのです。

先日、自宅で心筋梗塞を起こしてしまい、たまたま訪問した私が見つけて病院に運びましたがすでに亡くなっている状態でした。

母の住む家は借家でしたので、すぐにきれいにしなければなりませんでしたが、あのような部屋を整理することはできないと思い、福祉の人から聞いたまごのて様に相談することにしたのです。

遺品整理をお願いしましたが、基本的にはすべて捨てることになるかと思っていました。しかし母は古い写真を大事にしており、中でも思い出になるような写真だけ私が保管することにしました。

母の晩年は大変でしたが、古きよき思い出に浸ることもできるようになりました。これもまごのて様のおかげだと思っています。本当に感謝しています。
 

地域包括支援センターから紹介の遺品整理

まごのてではゴミ屋敷片付けのご相談をよく受けます、個人からのご相談ご依頼がほとんどですが昨今は行政機関や地域包括からの相談が増えています。

本人以外からの相談での問題点は部屋の本人は『部屋のことを何とも思ってない』ことが多く、相談を受けてもすぐに施工とならないことが多いのです。

この方もファーストコンタクトから2~3年後に遺品整理で関わることになってしまった残念な事例です。
 

私の担当している練馬区谷原在住の利用者の清掃では大変お世話になりました

私は亡くなられた方のケアマネジャーをしており、長く介護サービスの調整を行ってきました。若い頃からの飲酒によって、アルコール性の肝硬変を患っておられました。かなり調子は悪かったのですが入院を拒みつづけ、自宅に引きこもって生活されていました。

アルコールでの影響があり判断能力も低下しており、自宅での生活ではゴミ屋敷状態となっていました。異臭がひどく近所からも苦情がでていましたが、それでもゴミを捨てさせてもらえませんでした。

お子様はおられましたが発達障害を抱えておられたので、亡くなられた際は行政と連携を図りながらまごのて様にお願いすることにしたのです。

作業当日は私も立ち会わせていただきましたが、お子様も立ち合いされ遺品整理を行われていました。丁寧にお子様に接しておられるスタッフをみて、地域包括支援の大切さを改めて実感しました。

お子様にとっては悲しい出来事でしたが、遺品整理ができ良かったと思います。大変な自宅での作業でしたが、あんなに綺麗にしていただけたのは本当に感動いたしました。
 

本当はもっと早くに着手すべきだったお片付け

この方は生きてる時点で相談があり何度か訪問し説得にあたっていた現場でした、とても療養生活を送れる環境ではなくこれではますます病気が悪化する懸念がありました。

亡くなったので遺品整理を兼ねたお片付けをご相談を受け着手に至ったのですが何故もっと早くに着手できなかったのかと思うしかない部屋の様相でした。

完全に生活ごみで埋まり元ベッドと思われる周辺にはゴキブリが湧き室内にもかかわらずウジが這いまわってる始末でした。

高齢者で片付けを極度に拒む方は多いのですが生活する上で支障がある、もしくは命の危険があるなら本人の意思を差し置いてでも行うべきではと考えさせられました。


ゴミ屋敷を相談する

絶対にあきらめるな!

これはまごのてが保有する人気ブログからの転載です。

この桜の頃に究極の現実逃避をする人が後を絶ちません、去年も一昨年もその前もそして今年も・・・みんながみんな思い通り希望通りの春じゃないのは世の常、希望に満ち溢れた春を迎える傍らで失意のドン底からのスタートを余儀なくされてる人も一定数いる。 

花に誘われ外に出たものの幸せそうな人々の顔を見るにつけ今の自分と比べてしまいさらに加速させてしまったのか、それとも花が咲いたのも知らず引きこもっていたのか?とにかく究極の現実逃避へのスイッチを押したのです。おそらく外は外は満開の頃だったはず。 

花びらが舞い散る何年か前の自死現場でした、玄関ドアのヒンジに体を預けたため流れ出た体液が廊下に漏れたため比較的発見は早かった、遺体痕処置と家財の撤去が私たちの任務となった。 

部屋の中の家財は少なめ、直近は少し荒れた生活だったのかゴミが散乱し文字通り男やもめにウジが湧くの表現通りの部屋でした、気になったのはカレンダー、その日を含めて〇や×そして会社名と思われる文字が囲みの中に記されていた、これは何を意味するんだろう?丸と×の規則性はない、×ばかりかと言えば○もある。 

いろんな仮説を立ててみるけどどうもしっくりこない、最期となったその日の記号は〇・・・

かに悲観してそれを選んだのは間違いないけどそれが何だったのかいまだにわからない、ただ言えるのは戦うことをあきらめて放棄したという事実、3年前にはゴミ部屋を大家さんから片付けるように言われ期限までに片付けないと強制退去と宣告された人が大家さんあてに謝罪文を残して自死した、片付けることをあきらめて究極の現実逃避。

 

それぞれ理由があるんだろうけど少なくとも絶対あきらめないという気持ちがあれば戦うすべは見つかったはず、ある企業再生のコンサルタントはあと3時間で不渡り確定の社長さんに「3時まであきらめるな!たとえ金がなくても」というらしいです、これを30分ごとに言い聞かせ紙に書かせるだけでなんと最後の1~2時間で回避できる何かが起こることがあるといいます。

お片付けもそう、もっと言えば生きることに執念を燃やせば必ず突破口はあるもんです、絶対あきらめるな!


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